こんにちは。現役理学療法学生のりぃです。
今回はスポーツ分野や一般企業など、比較的マイナーな就職先について調べてみました。
理学療法士がそれぞれの就職先ではどんな役割を担うのか紹介していきます!
スポーツ分野での就職先
近年はスポーツ分野で働く理学療法士も注目されてきています。
理学療法士を志したきっかけが部活動での怪我でリハビリをしてもらったことである学生も多いかと思います。
スポーツが原因で生じた障害に対してリハビリテーションするだけでなく、動作の分析によって怪我や体調不良に陥ることを防いだり、選手のパフォーマンスを向上させたりすることも重要な役割です。
具体的な就職先として整形外科がある病院やスポーツクリニック、プロスポーツチームのトレーナー、ジムトレーナー、フィットネストレーナー、障害者スポーツ関連などが挙げられます。
一般企業での就職先
次に一般企業への就職です。
福祉用具やスポーツ用品メーカーの会社といった理学療法士の知識・経験を生かせる会社の他にも、医療とは関係のない会社などもあり、就職先は一見幅広いように見えます。
しかし理学療法士の資格を持っている人を採用したい!という企業はまだ少なく、求人があったとしてもすぐに埋まってしまうことが多いです。
私の近くにも理学療法士とは関係の遠い一般企業に就職した先輩はいますが、1人のみと非常に少ないです。
一般企業への就職をしたい!という人は、養成校の教員への相談や就職先の情報収集など、より一層就職活動に力を入れる必要がありそうです。
教育・研究分野
大学や専門学校の教員となり学生を指導したり、研究を行ったりする道も理学療法士にはあります。
ただどの教育機関に就職するかにより異なりますが、大学や専門学校へ就職し学生の指導や研究をするのは、ある程度の実績や経験が不可欠です。
指導や研究で収入を得たいと考えている人は、教育機関に就職するために現場に出て臨床経験を積むことから始める必要があります。
学生の時点で教育や研究分野に興味がある人は、今のうちに養成校の教員からどうやって教員になったのかなど聞き、構想を練ってみましょう。
起業
上記の他にも起業するという選択肢もあります。
しかし理学療法士は「理学療法士及び作業療法士法」の冒頭で「医師の指示の下に、理学療法を行うことを業とするもの」とされているため、起業したとしても単独で理学療法を提供することはできません。
どうしても起業したい場合は整体やデイサービスなど道はありますが、起業して成功した人は一握りであり、利益が必ず得られるとも限りません。
行動に移す際は、起業した場合のリスクを十分に考え、実行する必要があります。
その他
理学療法士として活躍できる他の就職先についても調べてみました。
地域包括支援センター
地域によりますが、地域包括支援センターに理学療法士が在籍している例もあります。
訪問保険指導を目的に個人宅を訪問し、利用者の状態の確認や家族への介護方法のアドバイスを行います。
保健所
市町村の保健所に就職し、訪問リハビリテーションの実施や市民のための健康教室、リハビリ教室の開催などに関わる道があります。
保健所で理学療法士を必要としているかは地域によって異なるので、興味がある人は自分の就職したい地域の保健所が求人を出しているのか、どういう事業に関われるのかを一度調べてみましょう。
医療・介護分野の他にも働ける可能性のある、スポーツ、一般企業、教育、研究、起業、その他の就職先について紹介してきました。
あまりお勧めされていなかった就職先を除いても選択の幅が広いため、情報収集はもちろん、先輩や教員に話を聞いたり、教員に現場に連れて行ってもらったりと多くの経験を学生のうちにしておくべきだと感じました。
自分に合う就職先を見つけられるように頑張っていきましょう!