セラピストとして働く中で、結婚し、子供を授かるタイミングが訪れると、うれしい反面、産前産後のいろいろな不安もこみ上げてきますよね。
私が回復期病棟で主任を務めていたころ、産休、育休中の女性セラピストは毎年いましたが、組織としてはほとんど負担に感じることもありませんでした。
その要因なども含め、女性セラピスト(育休をとりたい男性セラピストも含む)が働きやすい職場についてまとめてみました。
女性セラピストが抱える産前産後の不安
産前
産前には、いつごろから産休に入るか、育休はいつまでとれるか、などを上司と確認します。
私の経験では、産後の復帰については、状況を見ながら柔軟に考えていくことになる場合が多いです。
理解のある職場であれば、あなたにとって一番負担の少ない方法を一緒になって考えてくれるはずです。
もし、この時点で、上司や病院から心無い対応をされるようなことがあれば、次の妊娠の機会にも同じ思いをすることになりますので、転職も検討してもよいかもしれません。
実際に、平成29年に行われた厚労省の調査では、20~24歳の42.9%が「妊娠または出産を機に退職した」と回答しています。
万が一、退職を考える場合は、計画的に進める必要があるので、周囲の方に事前に相談されることをおすすめします。
産後
子供が生まれホッとするのも束の間で、いよいよ子育てと仕事の両立が始まります笑
そんな中、「産休前に考えていた復帰先と違った」ということも時々起こります。
これは、産後復帰するセラピストの体力面やストレスを考慮して判断されたり、産休前と人出が少ない部署が異なっていたり、経営的な判断が原因となります。
あなたと職場との間で、しっかりと話し合うことが大切です。
産休・育休と復帰のカタチ
現状、女性セラピストの割合は多く産休・育休制度を導入し、長く働ける環境を整備していくことは、経営側にとっても重要な課題です。
平成28年の出産平均年齢(出生順位別)は、第1子が30.7歳、第2子が32.6歳、第3子が33.6歳とされており、職場でもとても大切な人員がお休みに入ることを意味します*。
職場としては、復帰してまた働いてほしいと思うのが普通で、働く側としても、コロコロと人が入れ替わるような職場には誰も入りたくないですもんね笑
*少子化社会対策白書参考
産休・育休をおおらかにサポートしてくれる職場とは
私が以前に勤めていた回復期病棟では、産休・育休は当たり前で、みんながその権利を認め合っているような風潮でした。
復帰後も柔軟にシフトの調整ができ、とても協力的な職場でした。
その要因として一番大きかったことは、マンパワーに余裕があったこととではないかと考えています。
普段から有休もとりやすく、同僚と交代すれば休みを変更することも全然OKでした。
これを大まかな目安とすれば、産前産後に子供を優先できるかどうかが判断できそうです。
例として回復期病棟を出しましたが、基本的に365日稼働の病院が多いので、土日祝のお休みを希望する場合は事前に確認が必要です。
子育て世代最強の職場とは
こんな職場なら最強、と思う条件をまとめてみます!
これぞ最強の職場!
働き方を選べる
→フルタイム or 時短勤務 or 非常勤(パート)
保育園が併設されている
休みが取りやすく、子供の体調や行事に寄り添いやすい
周囲の理解があり協力的(人間関係)
自分にあった職場さがし
仕事をやめる、職場を変える、といったことは人生の中でそんなに何回も起こることではなく、私たちにとってとても大きなイベントです。
ですので、少し余裕をもって対応していきたいところ。
そのためには、常に情報を持っておくことが大切です。
求人サイト、転職情報サービスなどは無料で情報収集でき、「良い条件があれば」という目的でも登録できます。
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